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山本大吾助教、塩井章久教授らの論文が国際誌に掲載

2015年05月27日

理工学部 山本大吾助教、塩井章久教授、生命医科学部 吉川研一教授らの論文が国際誌Nature Communicationsに掲載されました

 
フッ素系の油は、普通の油とは相分離するなど、化学的に特異な性質を示す物質として注目されている。本論文では、perfluorooctyl bromide (PFOB)を水面に滴下すると、水面上で薄膜を形成した後、空孔(hole)が現れ、その周りに液滴が自発的に配列することがわかった。さらに、空孔の成長に伴い、放射状に小滴群が一次元配列パターンを形成し、その後、この小滴群は全体として膨張・収縮を繰り返し、ハチの巣構造を形成するといった、興味深い時間発展が起こることを見出した。理論的には、濡れ転移の非線形性を取り入れることにより、このような規則構造の現れる機構を説明した。本現象は、生物の集団運動など、自然界の時空間の自己秩序形成のメカニズムを理解するためのよいモデル系になると期待される。
 
 
 
■雑誌名 
Nature Communications
■年・巻号 
2015/5/22掲載
■論文タイトル
The evolution of spatial ordering of oil drops fast spreading on a water surface
■著者 
Daigo Yamamoto, Chika Nakajima, Akihisa Shioi, Marie Pierre Krafft, and Kenichi Yoshikawa
 
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